「手」を使った慣用句 Idioms with hands
今日は、「手」を使った5つの慣用句を紹介します。
今日紹介するのは次の5つです。
・手を抜く
・手が回る
・手を染める
・手がない
・手がふさがる
それでは、ひとつずつ意味と使い方を見ていきましょう。
「手を抜く」
意味は、
1.するべきことを全部しない。
2.仕事などを真面目にしないでいいかげんにする。
<例文>
今日は疲れているので、晩御飯は手抜き料理ですませよう。
お客様が来るので今日は手抜きしないで、きれいに掃除する。
「手が回る」
意味は、
1.注意・世話などが行き届く。
*1の意味で使われる場合は、
ほとんど「手が回らない」という否定文で使われます。
ですから、「注意・世話などが行き届かない」という意味で使われることが多いです。
<例文>
忙しいときには、全部の家事に手が回らない。
犯人が逃げた場所にはもう警察の手が回っている。
「手を染(そ)める」
意味は、
何かをはじめる、ということなんですが、
最近ではほとんどの場合「悪いことをはじめる」という意味で使われています。
<例文>
お金に困って犯罪に手を染める人がいる。
多くの事業に手を染めすぎて、手が回らなくなってきた。
「手がない」
意味は、
1.人の力や助けが足りない。
2.方法がない。どうしようもない。
<例文>
イベントの準備するための手がないので、アルバイトを雇(やと)ってきた。
問題について色々考えたけれど、もう解決する手はない。
「手が塞(ふさ)がる」
意味は、
何かをしていて、ほかのことはできない状態。
<例文>
今週は色々な仕事で手がふさがっていて、他の人を手伝うことができない。
料理中で手が塞(ふさ)がっているので電話に出てください。
それでは、もう一度今日の5つの手を使った慣用句を見てみましょう。
・手を抜く
・手が回る
・手を染める
・手がない
・手がふさがる
是非、いくつか例文を考えて使い方に慣れてくださいね。
慣用句はドラマや小説、漫画でもたくさん出てきますので、
たくさん知っていると話の内容がわかりやすくなりますよ。
質問などがあったら下のコメント欄に書いてくださいね。
それでは、またオンラインレッスンで会いましょう。
動画でも同じ内容を紹介していますので、是非見てみてくださいね。
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