顔を使った慣用句
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もし内容が難しいと思ったらYOMICHANなどの辞書を使って読んでくださいね。
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慣用句は「え?どうしてそういう言い方をするの?( ゚Д゚)」と思うものもありますが、
慣用句を使うともっとイメージが簡単にできて、わかりやすくなるものもありますね。
今日はそんなわかりやすい顔を使った慣用句を5つだけ紹介します。
まずは、今日説明するもののリストです。
知っているものがありますか。
1.顔を売る (かおをうる)
2.顔を立てる (かおをたてる)
3.顔に泥を塗る (かおにどろをぬる)
4.顔から火が出る (かおからひがでる)
5.顔を合わせる (かおをあわせる)
それでは、意味と例文を見ていきましょう!
1.顔を売る : 広く人々に知られるようにする。
顔が売れる : 人々に知られて、有名になること。
<例文>
「初めて役をもらった俳優は、その映画で顔を売ることができた。」
=初めて映画の役をもらった俳優は、
その映画にでてから有名になることができた。
「顔が売れているので、プライベートで出かけるときはいつもサングラスをしている。」
=多くの人に知られているので、
プライベートで出かけるときはサングラスをしている。
2.顔を立てる:世間からの評価を失わせないようにする。
<例文>
「上司の顔を立てて、わたしが失敗したことにした。」
=上司の評価を下げないように、私が失敗したことにした。
「相手の顔を立てて、この問題はなかったことにした。」
=相手の評価が悪くならないように、この問題はなかったことにした。
3.顔に泥を塗る:人に恥をかかせる。
<例文>
「先輩に推薦されてリーダーになったのに失敗ばかりで、
先輩の顔に泥を塗ってしまった。」
=先輩がわたしを推薦してくれたけれど、わたしは失敗ばかりで、
先輩が周りから見られて恥ずかしいと思うようなことをしてしまった。
「親の顔に泥を塗るような行為はしたくない。」
=自分の行いが悪いせいで、世間から親のしつけが悪かったからだと思われて、
親に恥ずかしい思いをさせたくない。
4.顔から火が出る:恥ずかしすぎて顔を真っ赤にすること
<例文>
「知らない人にずっと話しかけていて、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした。」
=知り合いだと思ってずっと話しかけていたら、
知らない人だったので顔が真っ赤になるくらい恥ずかしかった。
「人前で転んでしまって、顔から火が出るほど恥ずかしかった」
=人がいる前で転んでしまって、顔が真っ赤になるくらい恥ずかしかった。
5.顔を合わせる:会う。試合などで対戦する。
<例文>
「昨日喧嘩をしたばかりなので、学校で顔を合わせるのが嫌だ。」
=昨日喧嘩をしたので、今日学校で会うのが嫌だ
「同窓会で久しぶりに同級生と顔を合わせた。」
=同窓会で久しぶりに学校で同じ学年だったクラスメイトと会った。
それでは、クイズで使い方を確認していきましょう。
~問題~
適切な方を選びましょう。
1.まだ新人なので、SNSなどで顔を(合わせて・売って)いこうと思う。
2.上司を「お父さん!」と呼んでしまって、
顔(に泥を塗る・から火が出る)ほど恥ずかしかった。
3.本当は嫌だけどおじさんの顔(を立てて・を合わせて)お見合いをした。
4.「わたしの顔(を立てる・に泥をぬる)つもりなのか!」と叱られた。
5.お正月には家族みんなが顔(を売る・を合わせる)。
それでは答え合わせをしましょう!
1.まだ新人なので、SNSなどで顔を売っていこうと思う。
2.上司を「お父さん!」と呼んでしまって、
顔から火が出るほど恥ずかしかった。
3.本当は嫌だけどおじさんの顔を立ててお見合いをした。
4.「わたしの顔に泥をぬるつもりなのか!」と叱られた。
5.お正月には家族みんなが顔を合わせる。
さて、どうでしたか。
答えは合っていましたか。
他にも顔を使った慣用句はたくさんありますので、
これからも紹介していきたいと思います。
それでは、またオンラインレッスンで会いましょう。
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